志方あきこコンサート「パンタレア」感想兼レポート
志方あきこコンサート「パンタレア」感想兼レポート
2010年10月16日 18:00
@ディファ有明
完全ネタバレ&主観ですのでその点を踏まえてご覧下さい
あと愛が溢れてstk並に描写しておりますがその辺もご了承下さい
ちょっと気を抜くと志方さんかわいいしか言いません
語彙が少ないんです日本語不自由ですみません
いやー、すごい人でした!
やはり女性の比率がかなり高めです。20代~30代くらいの方が多かったですね。
男女ごちゃ混ぜのグループや、駅で待ち合わせされている方、大きい荷物の方もいらしたので、遠方から来られたり、ネット上のお知り合いの比率が高いのかな、という印象です。
蛇行整列されて、うねうねと会場へ。開場は少し押していましたが、比較的スムーズでした。
が!
物販スペースの長蛇の列!当然ですが!
昼間から、チケットを持っていない方にも開かれた物販を行っていたそうですが、用がある方や遠方の方は難しいこと、終演後には販売しないこともあり、やはり開演前に集中します。
スペースは決して狭くはないのですが、、物販の方は奥へーってお姉さん、最後尾ここよ入り口の脇よ列折り返してるわよ!
なんだかんだで、結局始まった時間は15分ほど押していました。
しかしですね、並んでいる時に聞こえてくる単語が「サンホラ」だとか「シモツキン」だとかですね!そりゃそうですかね。。
後ろの方のおかげで、霜月はるかさんのライブ事情に少し詳しくなりました(笑)
会場はホールではなく、まるきり「箱」なので、後ろのほうのみ段が作られていました。人数は、恐らく1200人ほどです。
チケット販売時点の様子などから、需要を考えたらちょっと小さいんじゃないかなとも思いますが、志方さんのパフォーマンス方法を考えると、このくらいがちょうどいいのかな…とも思います。
いやでも、少しチケット代が高くても、音響がきちんとした所で聴きたいです!ぜひ!
◇Setlist◇(クリックで該当箇所に飛びます)
第一部
1.Pitalacta ~先触れ~
2.TETHE' ALLA ~対の子どもたち~
3.シャラノワールの森
4.廃墟と楽園
5.朱隠し
6.まほろば
7.花帰葬
8.Sorriso
9.METHOD_METAFALICA/.
10.Infelious Rhaplanca. 地の贖い ~Maoh~
第二部
11.夜明け
12.風と羅針盤
13.Turii ~Panta rhei~ トゥーリと星の民
14.EXEC_FLIP_ARPHAGE/.
15.遥かなる旅路
16.うみねこのなく頃に
17.晴れすぎた空の下で
18.うたかたの花
19.片翼の鳥
20.埋火
21.ロマの娘
22.EXEC_PAJA/.#Misya extracting
23.金環蝕
24.Pantalea
アンコール
蔦や幹などで森のように飾り付けられたステージは青く照らされ、曲を聴きながら開演を待ちます。
第一部
1.Pitalacta ~先触れ~
ステージに奏者がスタンバイし、静かに演奏が始まります。
舞台の上からスライドが下りてきて、パンタレアのつぼみとそれを取り巻く泉、廃墟となった神殿のCGが写し出されます。公式サイトトップにあります、夜のビジュアルですね。
そこに響く歌声。スクリーンの下に、佇む人影。
志方あきこさんの登場です。
私事ですが、この時わたくしガチ泣きしまして!
インターネットを通して、幾年もひそかに応援してきた方が今、目の前に!と思ったらもう、こらえきれなくてもう…!はーい不審者おつおつ!
ハーフアップの神に黄色い花、紺地に赤い花模様のエスニック風膝丈ワンピースに白い半袖ボレロでご登場です。はい、ガン見してます。
志方さんの特徴のひとつである、細くてはかなげなハイトーンに会場が包まれます。鳥肌!
ここで少しMC。かなり緊張していらっしゃるのが遠目にもわかります。そして噛む(かわいい)
事前にツイッターで「第一部はコンサート用にアレンジした曲が多い、録音コーラスもない」
と告知されていた通り、バイオリン、パーカッション、ギターなどによる生演奏です。
2.TETHE' ALLA ~対の子どもたち~
テイルズの曲ですね。オープニングに相応しい、幻想的な曲です。
志方さんの伸びやかな声が魅力的に響きます。
3.シャラノワールの森
最新アルバムからの選曲ですね!
最初の厳かな雰囲気を残しながらも、テンポ変化の部分から志方さんに促されて裏拍手拍子。
志方さんもノリノリです(かわいい)
そしてここで出ました、力強い低音!
うわ、本当に一人の人間から出ている声だよ!感動!
聴き入ってしまって、どうしても手拍子がずれるずれる。
4.廃墟と楽園
その空気の後に、マリンバのソロ。超絶!腕が何本も見え(黙)
なんだなんだ、と思っていると、きました!廃墟と楽園です。
コーラスはありますが、やはりかなり控えめです。
見よ!マリンバのバチさばき!何本…何本持っているのだ…
CDよりも芯の強さを増した歌声に、時の流れを感じたのでした…。
サビの手前、マリンバによるアクセント二つで、志方さんがピシ!と姿勢を正す仕草がかわいくてもう…
いえ、そういう、区切りとか切り替えといった気分になる部分ですがピシ!ピシ!ときれいに気をつけをしてうわあかわいいうわあああ
5.朱隠し
上記まででもアレンジが効いてはいますが、こちらは大正琴をメインにしたバラード調の大幅なアレンジです。
ゆっくりしたテンポで、しっとりと歌い上げます。
琴もなんだか恐ろしい動きになっているのですが、曲自体は落ち着いたアレンジです。元曲もいいけど、これも素敵。いえすごく素敵!
ここからまたしばらく独唱が続きます。
6.まほろば
和風繋がりで、ここでもお琴が大活躍です。
琴がメインの曲はこの二曲のみですが、琴のために大幅なアレンジを加えて書き下ろした曲だそうです。
途中からバイオリンやピアノ等が加わり、元曲に近いアレンジになります。
こちらもコーラスはなし。
このくらいの中音域は、ちょっと苦しそうです志方さん。
いや十分高音ですけど!志方さんにとっては!
7.花帰葬
ここで椅子が登場します。
カウンターにあるような、高めの椅子。
なんだなんだ、と思っていると、邂逅が静かに歌われます。サントラから来るとは思っていなかったので感動!
そしてきました花帰葬!
Navigatoriaに収録されているフルバージョンですが、サントラに入っている主題歌のように華やかな雰囲気です。
鳥を追うような、しなやかな志方さんの腕の動き。
8.Sorriso
花帰葬繋がりで、sorrisoです。
アレンジはRAKAバージョン、それもピアノと志方さんのタイマンです(違う)
キーボードの側に歩み寄って、ピアノひとつに志方さんのソロ。贅沢です。
優しく厳かで、とても素敵でした。いや、これすごくよかった。どうしよなんも書けねえ
9.METHOD_METAFALICA/.
ギターのソロから始まります。段々と激しさを増すギターに聴き入っていると、志方さんの声。うおーメタファリカ!
基本は元曲ですが、もう少し疾走感を増した力強いアレンジです。
「謳は胸を溢れて~」の部分なんてもう、音は減りつつも情熱を失わないまま響きます。
大地再生の曲ということもありますが、非常に力強さを感じます。
10.Infelious Rhaplanca. 地の贖い ~Maoh~
前の曲を引きずったまま、「ee yah~」とブズーキが鳴ります。
最初は何だろう?という感じでしたが、歌詞が始まっておおおー!澪の巫女繋がりですね。
CDでいうと3:16からの冒頭をなんどか繰り返し、特徴的な笛のメロディーをバイオリンが弾きます。
こちらも力強い演奏です。「いざや千万の花を咲かせや~」と歌詞もコンサートにぴったりなので、これもう最後の曲でいいよ!いやよくないけど!という盛り上がりっぷり。
最後のコーラスが厳かに歌い上げられて、第一部の終了です。
第二部
15分ほどの休憩ののち、第二部へ。
志方さんのお洋服も、からし色のような透け感のあるエスニックチュニックと黒レギンスに。
髪飾りはピンクのお花になりました。
こちらは、アレンジよりも全体的に元曲重視です。
コーラスもガンガン入ってきます。
11.夜明け
12.風と羅針盤
「呼ぶ声はー!」
冒頭からぶっ飛ばす志方さん(かわいい)
しかしぶっ飛ばしすぎて、キーを外してしまう志方さん(かわいい)
しまった!という体で、恥ずかしそうに通常キーに戻る志方さん(かわいい)
コンサートを念頭において作られた曲ということもあり、手拍子もついて盛り上がります。
サビの冒頭で、「駆け抜けろー!」と、拳を突き上げ叫び煽る志方さん(かわいい)
13.Turii ~Panta rhei~ トゥーリと星の民
そして地鳴りのような音とともに大音量のコーラス。
打って変わって、きりっと直立する志方さん。
ちょっと待って、大貫さん楽器構えてるんだけど…え、うそ、弾いちゃう?弾いちゃうの?本当に?
弾いたー!!トゥーリダンスの高速バイオリン弾いたー!!
いやあれ打ち込みだからできる芸当であって、むしろなんで弾いたー!
志方さんの歌パートが少なかったこともあり、すみません大貫さんばかり見ていました…
14.EXEC_FLIP_ARPHAGE/.
賑やかな雰囲気とはまたがらりと変わって、低音とともに厳かなソロが響きます。
フリップ・アルファージ!好きなので嬉しい!
曲が曲なので、楽器隊は目立ちません。サビへの盛り上がりは言うまでもなく!
曲の途中で志方さんから指示があり、サビの「was yea ra」は合唱です。
曲の途中で言っていたせいか、聞き取れずにいた人もいたようで大合唱には至りませんでしたが…
次回までに要練習ですね!
15.遥かなる旅路
パーカッションの華やかな独奏から始まり、きました遥かなる旅路!
民族楽器大活躍です!わーい!
もうこの辺りから、テンション高すぎてあまり記憶が鮮明ではないのですが、ともかく中間の外国語が聴けて嬉しいです。
太めのなめらかな高音と、地を這うような低音の切り替えは見事です。
16.うみねこのなく頃に
ここできました、うみねこです!
うみねこに限らず、朱隠しなど主題歌曲が多かったですね。
基本はシングルバージョンで、冒頭は確かTV・Harmoniaの歌詞でした。日本語です。
演奏はレコードメインで、コーラスがふんだんに入っています。
Beatrice!!もばっちりです!
17.晴れすぎた空の下で
こちらは演奏がメインで、コーラスもほとんどなかったかな?
バイオリンとコントラバス、ギター、それに軽快な太鼓のアンサンブルが妙ですね!
語尾の「注げーぃえっ↑」もしっかり聴いてまいりましたよ!難しいですよねあれ…
バッカスの下りの、低音と高音の瞬時の切り替えは素敵でした。
砂漠の民の娘を気取る志方さんの仕草もかわいらしかったです。
(小石しか出ない…で、手を左右に振ったり、腰に手を当てたり…)
18.うたかたの花
しっとりと、うたかたの花です。
バンド編成か歌い方か、元曲よりも芯が通っている印象です。
はらはら、の振りもよかったですね!一緒に手を振りたかったところです。
むしろ手振ろうよ!アイドルコンサートよろしくみんな手を振ろうよ!
(アイドルコンサートに行ったことないですので偏見の塊です)
19.片翼の鳥
ここで片翼!どーん!
片羽の鳥をかたどる志方さん、しなやかで美しいです。
この曲はコーラスパートが多いので、歌パートは少なめに感じましたが…
言わないでー永久の呪縛の言葉を!耳に刻み付けてきました(ちがう)
重たく悲しい雰囲気を引きずったまま、憎しみと虚しさのくすぶる煉獄の世界へ!
20.埋火
手で顔を覆い、ビートに乗る志方さん。厨二っぽいなんて思ってないんd
いえしかし、雰囲気にはぴったりです。のりのり(かわいい)
癒し、ファンタジーというイメージの志方さんですが、犠牲だとか空虚だとかいった、厳しい苦痛の世界も存在していることも魅力の一つだと思っています。
情感たっぷりに激しく歌い上げて、打ちひしがれるように終局を迎えます。
21.ロマの娘
と、ステージからバンドマスターに合わせて楽器隊の皆さんが手拍子。
なんだなんだ、といった体で、客席からもぱらぱらと手拍子が。
そして始まる演奏で、ばらばらだった手拍子がぴったり重なります。
もはや定番、ロマの娘の五拍子クラップ!五拍子の手拍子なんて初めて見ましたよ!
流れるようなバイオリンにリズム隊、そして堂々としたボーカル。
この曲が聴けただけで、来た甲斐がありました。
22.EXEC_PAJA/.#Misya extracting
この二曲は固定ですね、お馴染みパージャです。
お祭りも最高潮!といった雰囲気です。
魑魅魍魎どーもっ!とボーカルも絶好調!
和風の呪詛も迫力満点です。最後まで呟くように捻り出すように唱え続けて終わります。
23.金環蝕
すぐに鳴り響く太鼓の轟音と鐘の音、そして重厚なコーラス。
フィナーレが近づいてきました。金環蝕です。
歌詞の内容は、日没とか終焉に向かう曲で、パンタレアの花が咲く夜に向かうにぴったりですが、RAKAのオープニング曲であるためか、あまり「終わり!」という印象ではなかったかな…。
ハイトーンは、もう歌うというより叫ぶ!うねる!といった雰囲気。
そしていよいよコンサートも終焉を迎えます。
24.Pantalea
再びスクリーンが降りてきて、さきほどの泉とパンタレアの花を映します。
固く閉じられていたつぼみはほころび、蛍のような光が乱舞します。
「パンタレアの花が咲きます」
志方さんの言葉とともに、静かに曲が始まります。
客席は総立ちになって、花を見守ります。
スクリーンの中で、ゆっくりと薄桃の花びらが開き、青白い炎が立ち上ります。
咲いた花と、取り囲む神殿、動物たちの映像が流れる下で、志方さんの静かな歌声が響きます。幻想的。
こうして、静かにパンタレアのコンサートは終わりを迎えました。
なわけないですよねー!まだまだ魅せますよ!
アンコールの拍手で戻ってきた志方さんに、客席から花を振ります。
某SNSで、アンコールの時に、お花を志方さんに贈りましょうという企画を主催してくださった方がいらして、入場前に紙の造花が配られていたのでした。
この場から叫びます、主催さん素敵な演出をありがとうー!
(コンサート主催の許可は事前に得ていたそうですが、志方さんに対してはサプライズのようです)
拍手の代わりに、ぱさぱさと造花を振る音で充たされます。わー志方さん驚いてる!
一通り落ち着くと、志方さんのMC。
コンサート中の荘厳な雰囲気ではなく、声ブログやラジオの時のような、テンション高めのお姉さんです(かわいい)
ここでバンドメンバーの紹介。
前回忘れられたという(笑)バンドマスターさんから、好きな曲とやってみたい楽器というお題で一言ずついただきます。
持ち運び便利なバイオリンが人気です(笑)
志方さんは当然ブズーキ狙いで!さすが予想を裏切らない!
「雰囲気を壊さないためにMCはしないでいたのですが、アンコールでは壊れましょう!」
とのお言葉で、アンコールは
EXEC_over.METHOD_SUBLIMATION/.~ee wassa sos yehar
コワレロの曲です!
呪詛のように、客席もブツブツと「コワレロコワレコワレ…」(笑)
いよいよ曲が終わると、バンドメンバーさんと手を繋いでお辞儀する志方さん(かわいい)
\(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)/
素敵なステージをありがとうございました!
ここまで読んでくださってありがとうございます!
興奮が少しでも伝わればと思います。
2010年10月16日 18:00
@ディファ有明
完全ネタバレ&主観ですのでその点を踏まえてご覧下さい
あと愛が溢れてstk並に描写しておりますがその辺もご了承下さい
ちょっと気を抜くと志方さんかわいいしか言いません
語彙が少ないんです日本語不自由ですみません
いやー、すごい人でした!
やはり女性の比率がかなり高めです。20代~30代くらいの方が多かったですね。
男女ごちゃ混ぜのグループや、駅で待ち合わせされている方、大きい荷物の方もいらしたので、遠方から来られたり、ネット上のお知り合いの比率が高いのかな、という印象です。
蛇行整列されて、うねうねと会場へ。開場は少し押していましたが、比較的スムーズでした。
が!
物販スペースの長蛇の列!当然ですが!
昼間から、チケットを持っていない方にも開かれた物販を行っていたそうですが、用がある方や遠方の方は難しいこと、終演後には販売しないこともあり、やはり開演前に集中します。
スペースは決して狭くはないのですが、、物販の方は奥へーってお姉さん、最後尾ここよ入り口の脇よ列折り返してるわよ!
なんだかんだで、結局始まった時間は15分ほど押していました。
しかしですね、並んでいる時に聞こえてくる単語が「サンホラ」だとか「シモツキン」だとかですね!そりゃそうですかね。。
後ろの方のおかげで、霜月はるかさんのライブ事情に少し詳しくなりました(笑)
会場はホールではなく、まるきり「箱」なので、後ろのほうのみ段が作られていました。人数は、恐らく1200人ほどです。
チケット販売時点の様子などから、需要を考えたらちょっと小さいんじゃないかなとも思いますが、志方さんのパフォーマンス方法を考えると、このくらいがちょうどいいのかな…とも思います。
いやでも、少しチケット代が高くても、音響がきちんとした所で聴きたいです!ぜひ!
◇Setlist◇(クリックで該当箇所に飛びます)
第一部
1.Pitalacta ~先触れ~
2.TETHE' ALLA ~対の子どもたち~
3.シャラノワールの森
4.廃墟と楽園
5.朱隠し
6.まほろば
7.花帰葬
8.Sorriso
9.METHOD_METAFALICA/.
10.Infelious Rhaplanca. 地の贖い ~Maoh~
第二部
11.夜明け
12.風と羅針盤
13.Turii ~Panta rhei~ トゥーリと星の民
14.EXEC_FLIP_ARPHAGE/.
15.遥かなる旅路
16.うみねこのなく頃に
17.晴れすぎた空の下で
18.うたかたの花
19.片翼の鳥
20.埋火
21.ロマの娘
22.EXEC_PAJA/.#Misya extracting
23.金環蝕
24.Pantalea
アンコール
蔦や幹などで森のように飾り付けられたステージは青く照らされ、曲を聴きながら開演を待ちます。
第一部
1.Pitalacta ~先触れ~
ステージに奏者がスタンバイし、静かに演奏が始まります。
舞台の上からスライドが下りてきて、パンタレアのつぼみとそれを取り巻く泉、廃墟となった神殿のCGが写し出されます。公式サイトトップにあります、夜のビジュアルですね。
そこに響く歌声。スクリーンの下に、佇む人影。
志方あきこさんの登場です。
私事ですが、この時わたくしガチ泣きしまして!
インターネットを通して、幾年もひそかに応援してきた方が今、目の前に!と思ったらもう、こらえきれなくてもう…!はーい不審者おつおつ!
ハーフアップの神に黄色い花、紺地に赤い花模様のエスニック風膝丈ワンピースに白い半袖ボレロでご登場です。はい、ガン見してます。
志方さんの特徴のひとつである、細くてはかなげなハイトーンに会場が包まれます。鳥肌!
ここで少しMC。かなり緊張していらっしゃるのが遠目にもわかります。そして噛む(かわいい)
事前にツイッターで「第一部はコンサート用にアレンジした曲が多い、録音コーラスもない」
と告知されていた通り、バイオリン、パーカッション、ギターなどによる生演奏です。
2.TETHE' ALLA ~対の子どもたち~
テイルズの曲ですね。オープニングに相応しい、幻想的な曲です。
志方さんの伸びやかな声が魅力的に響きます。
3.シャラノワールの森
最新アルバムからの選曲ですね!
最初の厳かな雰囲気を残しながらも、テンポ変化の部分から志方さんに促されて裏拍手拍子。
志方さんもノリノリです(かわいい)
そしてここで出ました、力強い低音!
うわ、本当に一人の人間から出ている声だよ!感動!
聴き入ってしまって、どうしても手拍子がずれるずれる。
4.廃墟と楽園
その空気の後に、マリンバのソロ。超絶!腕が何本も見え(黙)
なんだなんだ、と思っていると、きました!廃墟と楽園です。
コーラスはありますが、やはりかなり控えめです。
見よ!マリンバのバチさばき!何本…何本持っているのだ…
CDよりも芯の強さを増した歌声に、時の流れを感じたのでした…。
サビの手前、マリンバによるアクセント二つで、志方さんがピシ!と姿勢を正す仕草がかわいくてもう…
いえ、そういう、区切りとか切り替えといった気分になる部分ですがピシ!ピシ!ときれいに気をつけをしてうわあかわいいうわあああ
5.朱隠し
上記まででもアレンジが効いてはいますが、こちらは大正琴をメインにしたバラード調の大幅なアレンジです。
ゆっくりしたテンポで、しっとりと歌い上げます。
琴もなんだか恐ろしい動きになっているのですが、曲自体は落ち着いたアレンジです。元曲もいいけど、これも素敵。いえすごく素敵!
ここからまたしばらく独唱が続きます。
6.まほろば
和風繋がりで、ここでもお琴が大活躍です。
琴がメインの曲はこの二曲のみですが、琴のために大幅なアレンジを加えて書き下ろした曲だそうです。
途中からバイオリンやピアノ等が加わり、元曲に近いアレンジになります。
こちらもコーラスはなし。
このくらいの中音域は、ちょっと苦しそうです志方さん。
いや十分高音ですけど!志方さんにとっては!
7.花帰葬
ここで椅子が登場します。
カウンターにあるような、高めの椅子。
なんだなんだ、と思っていると、邂逅が静かに歌われます。サントラから来るとは思っていなかったので感動!
そしてきました花帰葬!
Navigatoriaに収録されているフルバージョンですが、サントラに入っている主題歌のように華やかな雰囲気です。
鳥を追うような、しなやかな志方さんの腕の動き。
8.Sorriso
花帰葬繋がりで、sorrisoです。
アレンジはRAKAバージョン、それもピアノと志方さんのタイマンです(違う)
キーボードの側に歩み寄って、ピアノひとつに志方さんのソロ。贅沢です。
優しく厳かで、とても素敵でした。いや、これすごくよかった。どうしよなんも書けねえ
9.METHOD_METAFALICA/.
ギターのソロから始まります。段々と激しさを増すギターに聴き入っていると、志方さんの声。うおーメタファリカ!
基本は元曲ですが、もう少し疾走感を増した力強いアレンジです。
「謳は胸を溢れて~」の部分なんてもう、音は減りつつも情熱を失わないまま響きます。
大地再生の曲ということもありますが、非常に力強さを感じます。
10.Infelious Rhaplanca. 地の贖い ~Maoh~
前の曲を引きずったまま、「ee yah~」とブズーキが鳴ります。
最初は何だろう?という感じでしたが、歌詞が始まっておおおー!澪の巫女繋がりですね。
CDでいうと3:16からの冒頭をなんどか繰り返し、特徴的な笛のメロディーをバイオリンが弾きます。
こちらも力強い演奏です。「いざや千万の花を咲かせや~」と歌詞もコンサートにぴったりなので、これもう最後の曲でいいよ!いやよくないけど!という盛り上がりっぷり。
最後のコーラスが厳かに歌い上げられて、第一部の終了です。
第二部
15分ほどの休憩ののち、第二部へ。
志方さんのお洋服も、からし色のような透け感のあるエスニックチュニックと黒レギンスに。
髪飾りはピンクのお花になりました。
こちらは、アレンジよりも全体的に元曲重視です。
コーラスもガンガン入ってきます。
11.夜明け
12.風と羅針盤
「呼ぶ声はー!」
冒頭からぶっ飛ばす志方さん(かわいい)
しかしぶっ飛ばしすぎて、キーを外してしまう志方さん(かわいい)
しまった!という体で、恥ずかしそうに通常キーに戻る志方さん(かわいい)
コンサートを念頭において作られた曲ということもあり、手拍子もついて盛り上がります。
サビの冒頭で、「駆け抜けろー!」と、拳を突き上げ叫び煽る志方さん(かわいい)
13.Turii ~Panta rhei~ トゥーリと星の民
そして地鳴りのような音とともに大音量のコーラス。
打って変わって、きりっと直立する志方さん。
ちょっと待って、大貫さん楽器構えてるんだけど…え、うそ、弾いちゃう?弾いちゃうの?本当に?
弾いたー!!トゥーリダンスの高速バイオリン弾いたー!!
いやあれ打ち込みだからできる芸当であって、むしろなんで弾いたー!
志方さんの歌パートが少なかったこともあり、すみません大貫さんばかり見ていました…
14.EXEC_FLIP_ARPHAGE/.
賑やかな雰囲気とはまたがらりと変わって、低音とともに厳かなソロが響きます。
フリップ・アルファージ!好きなので嬉しい!
曲が曲なので、楽器隊は目立ちません。サビへの盛り上がりは言うまでもなく!
曲の途中で志方さんから指示があり、サビの「was yea ra」は合唱です。
曲の途中で言っていたせいか、聞き取れずにいた人もいたようで大合唱には至りませんでしたが…
次回までに要練習ですね!
15.遥かなる旅路
パーカッションの華やかな独奏から始まり、きました遥かなる旅路!
民族楽器大活躍です!わーい!
もうこの辺りから、テンション高すぎてあまり記憶が鮮明ではないのですが、ともかく中間の外国語が聴けて嬉しいです。
太めのなめらかな高音と、地を這うような低音の切り替えは見事です。
16.うみねこのなく頃に
ここできました、うみねこです!
うみねこに限らず、朱隠しなど主題歌曲が多かったですね。
基本はシングルバージョンで、冒頭は確かTV・Harmoniaの歌詞でした。日本語です。
演奏はレコードメインで、コーラスがふんだんに入っています。
Beatrice!!もばっちりです!
17.晴れすぎた空の下で
こちらは演奏がメインで、コーラスもほとんどなかったかな?
バイオリンとコントラバス、ギター、それに軽快な太鼓のアンサンブルが妙ですね!
語尾の「注げーぃえっ↑」もしっかり聴いてまいりましたよ!難しいですよねあれ…
バッカスの下りの、低音と高音の瞬時の切り替えは素敵でした。
砂漠の民の娘を気取る志方さんの仕草もかわいらしかったです。
(小石しか出ない…で、手を左右に振ったり、腰に手を当てたり…)
18.うたかたの花
しっとりと、うたかたの花です。
バンド編成か歌い方か、元曲よりも芯が通っている印象です。
はらはら、の振りもよかったですね!一緒に手を振りたかったところです。
むしろ手振ろうよ!アイドルコンサートよろしくみんな手を振ろうよ!
(アイドルコンサートに行ったことないですので偏見の塊です)
19.片翼の鳥
ここで片翼!どーん!
片羽の鳥をかたどる志方さん、しなやかで美しいです。
この曲はコーラスパートが多いので、歌パートは少なめに感じましたが…
言わないでー永久の呪縛の言葉を!耳に刻み付けてきました(ちがう)
重たく悲しい雰囲気を引きずったまま、憎しみと虚しさのくすぶる煉獄の世界へ!
20.埋火
手で顔を覆い、ビートに乗る志方さん。
いえしかし、雰囲気にはぴったりです。のりのり(かわいい)
癒し、ファンタジーというイメージの志方さんですが、犠牲だとか空虚だとかいった、厳しい苦痛の世界も存在していることも魅力の一つだと思っています。
情感たっぷりに激しく歌い上げて、打ちひしがれるように終局を迎えます。
21.ロマの娘
と、ステージからバンドマスターに合わせて楽器隊の皆さんが手拍子。
なんだなんだ、といった体で、客席からもぱらぱらと手拍子が。
そして始まる演奏で、ばらばらだった手拍子がぴったり重なります。
もはや定番、ロマの娘の五拍子クラップ!五拍子の手拍子なんて初めて見ましたよ!
流れるようなバイオリンにリズム隊、そして堂々としたボーカル。
この曲が聴けただけで、来た甲斐がありました。
22.EXEC_PAJA/.#Misya extracting
この二曲は固定ですね、お馴染みパージャです。
お祭りも最高潮!といった雰囲気です。
魑魅魍魎どーもっ!とボーカルも絶好調!
和風の呪詛も迫力満点です。最後まで呟くように捻り出すように唱え続けて終わります。
23.金環蝕
すぐに鳴り響く太鼓の轟音と鐘の音、そして重厚なコーラス。
フィナーレが近づいてきました。金環蝕です。
歌詞の内容は、日没とか終焉に向かう曲で、パンタレアの花が咲く夜に向かうにぴったりですが、RAKAのオープニング曲であるためか、あまり「終わり!」という印象ではなかったかな…。
ハイトーンは、もう歌うというより叫ぶ!うねる!といった雰囲気。
そしていよいよコンサートも終焉を迎えます。
24.Pantalea
再びスクリーンが降りてきて、さきほどの泉とパンタレアの花を映します。
固く閉じられていたつぼみはほころび、蛍のような光が乱舞します。
「パンタレアの花が咲きます」
志方さんの言葉とともに、静かに曲が始まります。
客席は総立ちになって、花を見守ります。
スクリーンの中で、ゆっくりと薄桃の花びらが開き、青白い炎が立ち上ります。
咲いた花と、取り囲む神殿、動物たちの映像が流れる下で、志方さんの静かな歌声が響きます。幻想的。
こうして、静かにパンタレアのコンサートは終わりを迎えました。
なわけないですよねー!まだまだ魅せますよ!
アンコールの拍手で戻ってきた志方さんに、客席から花を振ります。
某SNSで、アンコールの時に、お花を志方さんに贈りましょうという企画を主催してくださった方がいらして、入場前に紙の造花が配られていたのでした。
この場から叫びます、主催さん素敵な演出をありがとうー!
(コンサート主催の許可は事前に得ていたそうですが、志方さんに対してはサプライズのようです)
拍手の代わりに、ぱさぱさと造花を振る音で充たされます。わー志方さん驚いてる!
一通り落ち着くと、志方さんのMC。
コンサート中の荘厳な雰囲気ではなく、声ブログやラジオの時のような、テンション高めのお姉さんです(かわいい)
ここでバンドメンバーの紹介。
前回忘れられたという(笑)バンドマスターさんから、好きな曲とやってみたい楽器というお題で一言ずついただきます。
持ち運び便利なバイオリンが人気です(笑)
志方さんは当然ブズーキ狙いで!さすが予想を裏切らない!
「雰囲気を壊さないためにMCはしないでいたのですが、アンコールでは壊れましょう!」
とのお言葉で、アンコールは
EXEC_over.METHOD_SUBLIMATION/.~ee wassa sos yehar
コワレロの曲です!
呪詛のように、客席もブツブツと「コワレロコワレコワレ…」(笑)
いよいよ曲が終わると、バンドメンバーさんと手を繋いでお辞儀する志方さん(かわいい)
\(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)/
素敵なステージをありがとうございました!
ここまで読んでくださってありがとうございます!
興奮が少しでも伝わればと思います。
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